アイデアは考えるな
- 作者: 柳澤大輔
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/11/19
- メディア: 単行本
- 購入: 20人 クリック: 441回
- この商品を含むブログ (42件) を見る
何かアイデアを考えないといけないときって結構あるんですよね。
そこで、巷で噂の面白法人カヤックの人が書いたアイデアの出し方の本を読んでみました。
この本で一番自分にとって価値のあった言葉はこれです。
実は、アイデアをたくさん出そうとするからこそ、すごいアイデアが出てくるのだともいえます。
100個アイデアを出して、そのうち実現しそうなのが1案しかなくてもいいのです。
99案が荒唐無稽な「すごくないアイデア」がヒントになって肝心の1案が思い浮かんだのかもしれません。
それに、その99案を出す過程が、自分をポジティブにしてくれます。
質よりも量を出すことを優先すると、明らかにありえない案、とんでもない案も入れなければならなくなります。
このありえない案を出す過程が、なんだか楽しくなってくるのです。
近々、簡単なゲームを作る予定なので、すごくないアイデアをたくさん出してみようと思う。
で、アイデアを出すときは1時間に30個!など時間と個数を決めた方が良いみたい。
この考えは、ブログに関しても言えることで、前回の日記でも書いた通り
「すごくない日記を書きまくって、いつかはすごい文章の日記を書いてやる!」と前向きになりました。
とりあえず今は質より量でw
チームとしてアイデアを出す方法で参考になったのが、ブレインストリーミング、略して「ブレスト」です。
ブレストはカヤックで頻繁に行われてるグループ会議で、
・とにかくアイデアの量を出す。・とにかく相手を否定しない。・とにかく相手の意見に乗っかる。
先ほどの言葉の中にもある通り、すごくないアイデアだと思った中にもすごいアイデアがあるかもしれない。
本の中で書かれている実際のカヤックでのブレストは爆笑ものですw
(お題「満員電車を楽しく過ごす方法」→1人がおならをしてその犯人を探すゲームをやる。改札を通ると今日はあなたがおなら担当です」と表示されるetc)
グループでアイデアを出す時はブレストをやりたい。アイデアを出すのが楽しくなる。
他にも「アイデアを出すノウハウ」や「楽しく働くノウハウ」がたくさん書かれています。
最後に、フランスの詩人ポール・ヴァレリーが言った著者が好きな言葉を
まじめくさった人は大した考えをもっていない。アイデアいっぱいの人は決して深刻にならない
どんな状況でも楽しいアイデアを考えちゃうんだから強いよね。
面白法人カヤックはこれからも要注意。
http://www.kayac.com/